ボロ戸建てを買ったあと、こんなことを思いませんでしたか?

「この家に火災保険って、必要なんだろうか💦」
「そもそも築50年を超えた家に、保険って入れるの?💦」

ゲコろん

ボロ戸建てって安いから、保険も要らない気がするゲコ🐸

私も同じことを思っていました。

そして——正直に書きます。
私は3棟のうち2棟、火災保険に入っていません。

この記事でわかること
  • わが家3棟の加入状況(なぜ2棟だけ無保険なのか)
  • 調べて怖くなった「施設賠償責任」のこと
  • 築古は入りたくても入れないことがある
  • 県民共済という抜け道
  • 地震保険を外した3つの理由

【結論】私は2棟を無保険で持っています。でも、おすすめはしません。

先に結論を書きます。

この記事は「保険に入らなくていい」という話ではありません。
「入っていない人間が、調べてみたら怖くなった」という話です。

保険会社のサイトを読むと、どこにも「入りましょう」と書いてあります。
当たり前です。それが商品だからです。

でも、実際の大家がどうしているかは、あまり書かれていません。
だから自分のことを書きます。

① わが家の3棟、保険はこうなっています

3棟の加入状況
  • 1棟目(高松・築62年の戸建て):無保険
  • 2棟目(高松・築49年の戸建て):無保険
  • 3棟目(神戸・アパート):入っています

3棟目だけ入っているのには、理由があります。

買ったときに、売主さんがすでに入っていたものを引き継いだからです。
自分で選んで入ったわけではありません。

3棟ぶんの収支については、「【3棟の収支を公開】戸建て投資は儲からない?まだ元が取れていない私の本音」で詳しく解説しています。

② なぜ入っていないのか(かっこいい理由はありません)

ここは正直に書きます。

「そのうち入らないとな〜」と思いながら、ずるずる入っていないだけです。

計算して「不要だ」と判断したわけでも、
調べ尽くして「入れなかった」わけでもありません。

買ったあとは修繕の手配があり、募集があり、入居者さんが決まって、
気がついたら何年も経っていました。

ゆるり

同じような方、けっこういるんじゃないかな⛄

③ 調べてみて、怖くなりました

この記事を書くために調べていて、知らなかったことが出てきました。

火事より怖いかもしれないもの=施設賠償責任

建物が古くなると、こういうことが起こりえます。

  • 外壁の一部がはがれて落ちる
  • 屋根の瓦が飛ぶ
  • ブロック塀が倒れる

そして、そこに人がいたら。

いちばん怖いのはここ

建物の老朽化や整備不良で他人にケガをさせた場合、賠償責任を負うのは大家です。

火事で建物が焼けるのは「自分のお金が減る」話です。
でも人にケガをさせた場合は、自分のお金では済まない可能性があります。

これに備えるのが「施設賠償責任」で、ふつうは火災保険に特約として付けます。
つまり——火災保険に入っていない私は、これにも入っていないということです。

築62年と築49年。
他人事ではありませんでした。

ゲコろん

建物が古いほど、そのリスクは上がるってことゲコね🐸

④ 実際に電話して聞いてみました

保険の中身は、調べるだけでは分かりませんでした。
そこで2026年10月、保険会社に直接電話してみました。

ところが、その場では答えをもらえませんでした。

電話して分かったこと
  • カスタマーセンターでは、特約や保険料の話はできない
  • 「契約を扱う代理店に聞いてください」と案内される
  • 代理店は、保険会社のサイトから自分で探すことになる

ちなみに、ここでもう一度つまずきました。

保険会社のサイトに載っていた代理店のメールアドレスに、連絡してみたのです。
ところが、そのメールは宛先不明で返ってきました。

結局、代理店の公式サイトにある問い合わせフォームから送り直しました。

連絡するときに気をつけたいこと
  • 保険会社のサイトに載っている連絡先が、古いことがある
  • メールが返ってきたら、代理店の公式サイトを直接見る
  • フォームから送れば、自動返信で届いたかどうかが分かる

保険は、電話一本で全部分かるものではありませんでした。
まず「誰に聞くか」を探すところからでした。

ゲコろん

保険会社に電話したら、全部教えてくれると思ってたゲコ🐸

ゆるり

私もそう思ってた。実際は、窓口を探すところからだったよ⛄

その後、こちらから電話もしてみました。
返ってきたのは「フォームの内容は確認しています。担当から返信させます」という答えでした。

つまり、まだ答えは出ていません。
保険に入るというのは、思っていたより待つ時間が長いようです。

そして、返事が来ました。

「現在繁忙期で対応できかねます。
他を探していただけたら」

断られました。

あとで調べて分かったのですが、ちょうどこの時期は火災保険の料金が改定されたタイミングでした。
値上げ前の駆け込みで、どこも手一杯だったのかもしれません。

保険に入ろうとして分かったこと
  • 保険会社に電話しても、その場では答えが出ない
  • 代理店は、自分で探すことになる
  • サイトに載っているメールアドレスが古いことがある
  • その代理店にも、断られることがある
ゲコろん

お金を払う側なのに、断られることがあるゲコ…🐸

いまは別の窓口に問い合わせているところです。
この記事を書いている時点で、私はまだ保険に入れていません。

⑤ 入りたくても入れないことがあります

調べていて、もうひとつ分かったことがあります。

築古の物件は、そもそも火災保険に入りにくくなっています。

築古が断られやすい理由
  • 築古の物件を新規で受け付けない運用にする会社が増えている
  • 大手でも、築50年超の戸建ては審査を厳しくする動きがある
  • 見られるのは屋根・外壁の修繕状況、雨漏りの有無、空き家かどうか

実際に、築40年超の物件で保険を探した方の記録では、
複数の大手から築年数を理由に断られたとのことでした。

「入らない」のではなく「入れない」。
築古を買うなら、ここは先に知っておいたほうがいいと思います。

ネットで申し込める火災保険も、ひととおり調べてみました。

ところが、ネットの火災保険は「自分が住む家」を前提にしたものが中心でした。
貸している家の保険は大手の商品が並びますが、どれも代理店を通すのが基本です。

ネットで探して分かったこと
  • ネットだけで終わらせるのは難しい
  • 結局、人に聞くことになる
  • だから、思っていたより時間がかかる

⑥ 県民共済という道もあります

民間で断られても、県民共済という選択肢があります。

都道府県民共済の「新型火災共済」は、人に貸している家も加入対象に含まれています。
掛金は構造と坪数で決まるしくみです。

実際に県民共済で加入したボロ戸建て大家さんの例では、
築37年・54坪で年間41,580円(火災共済+地震特約)という記録がありました。

持っているあいだにかかるお金は、保険料だけではありません。
固定資産税については、「ボロ戸建ての固定資産税はいくら?3棟分の納税通知書を公開します」で詳しく解説しています。

ゆるり

私もここは確認中です。分かったら追記しますね⛄

⑦ 地震保険は、自分の判断で外しました

3棟目には、買ったときに地震保険も付いていました。
これはすぐに外しました。

理由は3つです。

理由①:補償が薄いから

地震保険は、火災保険の30〜50%の範囲でしか契約できません。
建物が全部こわれても、火災保険の半分までしか出ないということです。

理由②:建物を元に戻す保険ではないから

地震保険は「生活を立て直すための保険」という設計です。
「建物を元通りにする保険」ではありません。

理由③:掛金に対して戻りが小さいと思ったから

安く買った築古の物件です。
掛金を払い続ける金額と、戻ってくる金額を考えて、外しました。

⚠️ でも、見落としがありました

調べていて知ったのですが——

地震が原因の火事は、火災保険では1円も出ません。

地震・噴火・津波による火災や延焼は、火災保険の対象外です。
備えるには地震保険しかありません。

これを知ったうえで、それでも外すかどうか。
私はもう一度考え直しているところです。

ゲコろん

知らないで外すのと、知って外すのは違うゲコね🐸

よくある質問

Q. ボロ戸建てに火災保険は必要ですか?

建物が焼けること自体より、施設賠償責任のほうが怖いと私は感じました。
外壁や塀が落ちて人にケガをさせた場合、賠償するのは大家です。

Q. 築50年を超えていても入れますか?

会社によります。築40〜50年で新規を受け付けない会社が増えています。
断られた場合は、県民共済も検討してみてください。

Q. 施設賠償責任だけ、単独で入れますか?

調べてみましたが、保険会社によって扱いが違うようです。
火災保険の特約として付ける形が多いようでした。
単独で入れるかどうかは、私も代理店に確認しています。
分かったら、この記事に追記します。

Q. 地震保険は入ったほうがいいですか?

私は外しました。ただし地震が原因の火事は火災保険では出ません。
そこを知ったうえで判断してください。

まとめ|「安く買えたから保険も要らない」ではありませんでした

この記事の要点
  • 私は3棟のうち2棟が無保険。理由は「そのうち」で先延ばしにしていただけ
  • 怖いのは火事より施設賠償責任かもしれない。築古ほどリスクは上がる
  • 築古は入りたくても入れないことがある。買う前に確認を
  • 民間で断られても県民共済という道がある
  • 地震保険を外した判断は変えていないが、地震による火災は火災保険では出ない

繰り返しますが、無保険をすすめる記事ではありません。

ただ、「入りましょう」としか書かれていない記事ばかりの中で、
実際に入っていない大家の話も、どこかにあっていいと思って書きました。

私と同じ状態の方は、まず見積もりを取るところから始めてみてください。
金額を見てから決めても、遅くはないはずです。

ゆるり

一緒に、ちょっとずつ整えていきましょう⛄

不動産投資の全体像は、「【まとめ記事】不動産投資はやるべき?資産が増える仕組みと始め方を解説。」もあわせてどうぞ。

この記事を書いた人

ゆるり/築古不動産投資家・子育てしながら大家業
2022年スタート。公務員として働きながら、県外に戸建て2棟+アパート1棟を所有。
2026年現在、満室時で月17万円ほどの家賃収入があります。