ノウハウ

【初心者向け】なぜ県外に物件を買ったのか?|地方不動産投資でリスクを減らす考え方

不動産投資を始めるとき、多くの人は「まずは地元で」と考えるかもしれません。
でも私が選んだのは、あえて県外の物件でした。

理由はとてもシンプルで、「地震リスク」と「人口減少リスク」が大きかったからです。さらに夫婦お互いの実家が高知にあり、将来的には地元に物件(実家)を持つ可能性もありました。お互いの兄弟姉妹はみな県外に出ていて、高知に残っているのは自分たちだけ。将来帰ってくる感じもなさそうです。

だからこそ、投資用の物件まで高知に集中させるのはリスクが高いと感じたのです。

この記事では、私が県外に投資した具体的な背景と、地方不動産投資でリスクを減らすための考え方を、初心者の方にもわかりやすくお話しします😊

この記事でお伝えする3つのポイント

①県外投資で得られた安心感

②地政学的リスク(地震・津波・自然災害)

③人口減少リスクと需要の不安定さ

地政学的リスク(地震・津波・自然災害)

私が1棟目から県外物件に目を向けた理由のひとつが、南海トラフ地震のリスクでした。
高知ではニュースでも頻繁に地震や津波の話題が取り上げられ、ハザードマップや津波の高さ予測もよく耳にします。最近は全国各地で地震が発生していることもあり、「南海トラフがいつ来てもおかしくない」と地元の人たちは常に意識しているのです。

実際、我が家でも簡易トイレや家族6人分の食料・飲料を1週間分備蓄しています。災害への備えは、もう“当たり前”になっているんです。

こうした背景があるからこそ、私は「卵は一つのカゴに盛るな」という投資の基本を大事にしました。株式や暗号資産もやっていますが、不動産投資でも同じく分散が必要。高知だけに集中してしまうのはあまりにリスクが大きいと感じ、香川や兵庫といった県外の物件を選んだのです。

特に台風や豪雨による土砂災害、河川の氾濫などで建物がダメになる可能性も現実的にあります。実際にニュースを見たり、災害が起きたときに「県外にも物件を持っていてよかった」と何度も思いました。

つまり、私は最初から「県外で探す」という前提で物件選びを始めました。利回りや価格の前にまずは“エリアのリスク”を見る。この視点は、不動産投資を長く続けていく上で本当に大事だと感じています。

人口減少リスクと需要の不安定さ

高知県の人口は令和2年の約69万人から、令和6年には約65万人へと減少(高知やべーじゃん)。たった数年でもこれだけ減っているのを見ると、やはり人口減少のスピードが早いと実感します。特に若者の県外流出が大きく、ニュースでも毎年のように取り上げられています。

実際に街を歩いてみても「テナント募集」の看板や「売り家」の看板が目立ちます。商店街もシャッターが閉まった店舗が増えていて、車で走っていても空き家がどんどん増えているのが分かります。人口減少は日本全体で起きていることですが、高知では特に影響を強く感じます。

この人口減少が不動産投資に与える影響は大きく、入居者がつきにくいのはもちろん、投資家同士で入居者を奪い合う「パイの取り合い」になりやすいです。また、若者が少ない分、ターゲットは年金暮らしの高齢者などに偏りやすく、家賃を大きく上げることは難しいのが現実です。高知で物件を購入するなら、空室時には低い家賃を前提に利回りを試算しておく必要があるでしょう。

一方で、県外(香川や兵庫など)に行ってみると、人の流れや活気の差を実感します。例えば高松の街中を歩くと、人の数も多く、外国人の方をよく見かけることもあります。さらに、神戸の物件を見に行くとき、高速道路を走りながら目に入る大きなビルやマンション、車の多さには正直驚きました。やっぱり「都会は違うなぁ」と、高知に住んでいる自分からするとしみじみ感じましたね。

県外に物件を持った安心感

投資の世界でよく言われるのが「卵🥚は一つのカゴに盛るな」という分散の考え方です。

株式や暗号資産でも同じですが、不動産投資でもやはりリスク分散は欠かせません。

私の場合、香川や兵庫に物件を購入したことで、「やっぱり分散してよかった」と思えた瞬間が何度もありました。
特に地震や台風などのニュースを見たとき、高知だけに物件を集中させていたら…と考えるとゾッとします。土砂災害や河川の氾濫などで建物が被害を受けるリスクもあるので、県外に持っている安心感は大きいです。

また、ニュースで「高知県の人口が減っている」と聞くたびに、改めて「県外に物件を持つ意味」を実感します。人口減少や自然災害といった要因は避けられませんが、投資先を分散することでそのリスクを軽減できるのです。

特に初心者の方に伝えたいのは、「地元にこだわらなくてもいい」ということ。むしろ、地元以外にも目を向けることで投資の選択肢が広がり、安心感や安定感も得られると思います😊

まとめ

不動産投資は「まずは地元で」と考える方も多いですが、地震や人口減少といった地域特有のリスクを考えると、必ずしも地元がベストとは限りません。

私の場合も、高知という土地のリスクを踏まえて、あえて県外に投資しました。その結果、自然災害や人口減少の不安を一部回避でき、「分散していて良かった」と思える場面が何度もありました。

👉 ポイントは3つです。

  1. 地震リスクなどの自然災害は地域によって差がある
  2. 人口動態が入居需要に直結する
  3. 県外に物件を持つことで安心感と安定感が得られる

気になる物件があれば、地元だけでなく他県にも視野を広げてみてください。
県外投資は移動や管理の手間は増えますが、その分リスクヘッジという大きなメリットがあります。

不動産投資は長期戦です。リスクを分散しながら、自分に合ったスタイルを見つけていきましょう。